特殊加工Special processing

加工が難しい様々な鋼材に対して
最適な方法を見つけ出し
高品質な加工を実現

大阪の鋼材特殊加工屋として
これまでも様々なお客様とともに
新製品開発にともに挑む、
「新製品開発のパートナー」として
歩んでまいりました。

素材を熟知するからこその強みを活かし、
最大暑さ2mmの加工技術や歪みのない
高強度の実現などの課題解決を
お手伝いします

特殊加工

SKS3他硬度・靭性が高い 
鋼材の薄型加工ができます

SKS3種は焼入れ・焼戻し熱処理で、HRC55以上の硬度が得られる一般的に入手できる鋼材のなかでは靭性が高く、
焼入れ・焼戻し熱処理時にサブゼロ処理工程を実施した場合、経年変化がほぼ抑えられるため、
高い硬度が必要で精密寸法精度が要求される部品・製品に最適の材料です。
しかし板厚が13mm以下の薄板ゲージ鋼板は大手メーカーの撤退により流通していませんでした。
社の国内独自製造ルートにより、SKS3ゲージ鋼板をはじめ、SK5・SK3ゲージ鋼の製造、加工(薄型)が可能です。

〈薄板ゲージ鋼板(合金工具鋼)寸法表〉
材質 板厚 長さ
SKS3
  • 4.0
  • 5.0
  • 6.0
  • 7.0
  • 8.0
  • 9.0
205/305 2,000

精密な加工や、
困難な加工について

精度を要求される精密加工は、一般的な旋盤やプレス機において得られる精度よりも高い寸法精度や面粗さを得るための加工です。
精密加工として、ホーニング、ラッピング、バフ仕上げ、ショットブラストなどがあり、いずれもが一次加工として切削加工や塑性加工を行った工作物をより精度良く仕上げる工程です。

例えば切削加工は、刃物を使った除去加工であるため、加工面を微細に見た場合、加工硬化を起こします。
また切削時に発生する加工熱の影響で、材料表面部の金属結晶が一様で無くなったります。対して上に挙げた精密加工では、微細な砥粒により僅かずつの除去加工を行うため、加工硬化が少なく、加工熱も少ないため金属組織も保たれます。

加工精度要求がミクロン単位となってくるエレクトロニクス分野の金属加工では、こうした精密加工が要求されます。
精密加工や困難な加工などもご相談ください。

供給秘話

数年後

国内大手特殊鋼メーカーから、板厚13mm以下の合金工具鋼(薄板ゲージ鋼板)生産の撤退が発表されました。
直後から、薄板ゲージ鋼板を在庫していた当社に対して、全国の様々なお客様よりお問合わせが殺到しました。
こうした顧客の声から、特殊鋼の専門集団として、薄板ゲージ鋼の供給を継続させる必要があると考えるに至りました。
先ずは、お客様ニーズを再確認するため、測定ゲージメーカーの製造工程を見学させていただき、鋼材に要求される品質の確認を行いました。

次に

ゲージ鋼のビレット材(原材料)を確保するため、鋼材メーカーへ直接交渉を開始しました。
幸いこれまで取引のあった大手鋼材メーカーからビレット材供給の協力を得ました。
そこで、このビレットを圧延していただける協力先企業探しに全国各地の圧延会社にコンタクトをとりました。
数か月後、薄板ゲージ鋼の必要性に共感をもっていただけた圧延会社をようやく探し当てました。

実は、ここからが大変でした。お客様ニーズを踏まえ、圧延工程や熱処理工程の製造条件を決定し品質確保できるまでに、
様々な試行錯誤と十数回以上のサンプル製造を経てようやく完成しました。

その後

当社は、フライス加工するための設備を導入し、現在、厚み、幅、長さの要望に応え、小口注文にも対応できるようになりました。

このように、当社はお客様の強い要望に応えるため、薄板ゲージ鋼の安定供給のためのOEM体制を独自に確保することができました。
この薄板ゲージ鋼の安定供給体制は、お客様が本質的なニーズをご開示くださったこと、
圧延工程を担う企業様が品質確保のために惜しみない協力をしてくださったことで実現できたものです。
なお、薄板ゲージ鋼の品質は、材質のミルシート及び圧延工程後の検査成績書を入手し、最終当社が分子検査を検査会社に依頼しています。

現在

薄板のゲージ鋼材のお客様は、測定ゲージメーカー、部品工具メーカー、金型メーカー、刃物メーカー等、広くご利用いただいております。